ナイスミドルになりたい~松本孝行のブログ~

教育とか雇用とかの社会問題、後は趣味のマンガを中心にしたテーマで書いてます。アゴラや自社サイトにかけないだろうなーっていう話題がメインです。

奨学金は繰り上げ返済してはいけない。手元資金ほど大事

togetter.com

ボーナスが入っても奨学金返済に当てているという方がマンガを書いていた。奨学金=借り入れなので、少しでも返済を早くして借金を減らして安心したい、身軽になりたいという気持ちはわかる。

しかし借金=悪ではないし、借金を早く返済しようとすることは間違っている場合も多い。特に奨学金の返済のためにボーナスまで使ってしまうのは誤りといえるだろう。

来月も収入が絶対にあると保証できるのか?

会社員ではなく社長・事業主の気持ちになるとわかりやすい。事業を行う上で、借り入れを使って事業を行うのはよくあることだ。事業がうまくいって現金をたくさん手に入れたとして、すぐにを繰り上げ返済するか?というと、そうではない。ゆっくり返済していく。

なぜさっさと返さないのか。それは必ずしも毎月収入があると言えないからだ。売上があがったとしても売掛金が回収されないときもある。手形が落ちないこともある。良好な関係だと思ったが、相手が夜逃げして売上を回収できなくなるということもある。地震や台風で事業がストップすることもある。100%収入が確保できるわけではないので、事業主は余裕資金を持っておく必要があるのだ。

では会社員はどうだろうか。会社員は給料が毎月決まって出る。だから安心しているのかもしれないが、急に会社が潰れることだってある。派遣やアルバイトならクビの可能性もあるだろう。そういう時に失業保険もあるが、自己都合だと3ヶ月待たないと支給されない。「毎月給料は100%もらえる」と思っていたら、出なかったなんて言うことは可能性としては少なくない

さらに言えば急に結婚式があって祝儀が必要だったり、冷蔵庫が壊れて買い換えないといけなかったり、賃貸の更新料が必要だったり…様々な急な出費というのが世の中にはある。それは会社員でも自営業でも経営者でも同じなのだ。

つまり会社員であっても手元資金に余裕を持つことが大事なのだ。借金でも貯金でも構わないので、まずは手元に資金があることが大事だ。会社も事業も同じで手元資金こそ大事で、手元資金がなければ無借金で黒字でも倒産するのが現実だ。

会社員といえども、借金返済をするよりも余裕を持っておくべきなのだ。

まずは手元資金、そして余裕資金で繰り上げ返済を

なので、奨学金の繰り上げ返済を無理にしようとしてはいけない。繰り上げ返済は余裕資金で行うべきなのだ。そしていちばん大事なのは手元資金をしっかり持っておくことだ。自営業であれば半年生活ができるくらいの金額を、会社員なら3ヶ月は生活できる金額を持っておくべきだ。

そしてそれ以上に貯金ができるのであれば返済していくというのが良いだろう。繰り上げ返済をして手元にお金がなくなり、急に冷蔵庫とクーラーが壊れて買い替えのために分割払いの金利を支払う、なんていうことになれば奨学金以上の金利を支払わないといけない。

お金はまず手元にあること、誰であっても大事なのだ。それが借金であっても貯金であってもだ。十分な手元資金があれば、余裕資金で繰り上げ返済をしていこう。奨学金はサラ金と違って金利も安いのだから、徹底的に返済期間は長くすべきだ。

新型コロナ禍もいつまで続くかわからない。自己防衛をしていくためにもマネーリテラシーを身につけなければならない。