ナイスミドルになりたい~松本孝行のブログ~

教育とか雇用とかの社会問題、後は趣味のマンガを中心にしたテーマで書いてます。アゴラや自社サイトにかけないだろうなーっていう話題がメインです。

新型コロナで今後大事な議論は「安心をどう得るか」

最近はこのブログもアゴラへの投稿もしていなかったが、久しぶりに。宇佐美典也さんがコロナ脳だと言われてTwitterで叩かれている。確かに見ていると不安感がすごくて、コロナにかかってはいけない、全て抑え込んで自分たちの周りをキレイにしたいという感じが伝わる。

で、このブログを書かれたわけですが、やっぱりすごい不安感があるんだなという印象は変わらない。そして自分の立場ではという部分から書かれているのを見てもわかるけど、それを全体社会・経済に適応するのはまぁ難しいだろうなと思う。

usami-noriya.blog.jp

安心とコストのバランス

例えば私の立場から言えば、独身だし特に周りも元気な人が多い。逆に新型コロナのおかげで仕事がなくなったり、非常に窮屈な思いをしている人が多い。だから今までと同じような生活が戻ることを望むし、Withコロナとか新しい生活様式とかは困る人が多い。

なので、ポジショントークでいえば私は自粛状況をやめて経済を回してほしい。宇佐美さんとは真逆の立場で、こういう人も世の中にはたくさんいる。

もちろん宇佐美さんのように安心が得られないという人が一定数いるから、なかなか経済が回らない・元の生活に戻らないというのもそのとおりだと思う。よく「2・6・2の法則」というのがあるが、新型コロナについてもそれは当てはまるんじゃなかろうか。

2割の過剰に怖がる人たち、6割の様子を見て行動を決める人たち、2割のまったく気にしない人たちというように。なので6割の過半数を動かすために、安心を与えるというのは確かに大事なことだろう。ただ、国民が安心を得るためにかけられる国のコストはどのくらいが適切なのだろうか。

例えば福島県の農産物は安心を与えるために全量検査をして、今では放射性物質が他の農産物よりも少なくなっている。そのくらい安全なのだが、それでも一部の人は不安がって福島県産の商品を避けたりする。こういう不安で避ける人がいるから、漁業に携わる人たちも処理水を海に流すのを防ごうとする。

こうやって不安を避け、安心を与えるために全量検査や処理水タンクを作るなど、多くのコストが掛けられている。そういうコストがどれだけかけられるのか、そしてどれくらいのコストをかけてまで安心を得ることが正しいのだろうか。ここは議論すべきところだと思う。

安く安心が得られるなら全国民検査もやぶさかではないが…

なので私としてはさっさと元の状況に戻って欲しいし、武漢のように何も気にせずにプールで遊べるようになってほしい。

www.afpbb.com

武漢は最初に新型コロナウイルスが拡大していると報道された地域だが、なぜこのようにみんなが安心して活動しているかといえば、2つのポイントがある。一つが全員検査、もう一つが情報統制だ。

武漢では約1000万人全員をPCR検査して、陽性が出た人たちを陰性になるまで隔離した。もちろん陰性と出ている人も偽陰性の可能性もあるし、陰性と出ているだけで、これから陽性になる可能性もある。だが、これで人々は安心したのだ。これにかかったコストは150億円ほどだそうだ。日本は人口が約12倍ほどだから、1800億円で安心が買えるなら安いだろう。定額給付金で何兆円もばらまくよりよっぽど効果がある。

www.nikkei.com

ただ、日本が武漢のように全員検査をして安心したらそれで済むか?というとそうはならないだろう。中国の場合、報道も検閲ができるし人々の行動も監視ができる。なので全員検査で陰性に慣れば、その後は新型コロナウイルスの報道をしない、ということが可能になり、報道がなければみんなどんどん忘れていく。

日本はそうは行かない。たとえ全員検査をして陰性になっても、新たな陽性が出れば一斉にマスコミがテレビ・新聞で報道するだろう。そうして不安を煽る。一部の政治家もそれに乗って人気取りをしようとする。結果、日本では全員検査をして全員陰性になっても、安心というのを得られない可能性が高い。

慣れて忘れていくというプランが濃厚では?

宇佐美さんが出す韓国・中国の事例というのは日本ではおそらく難しい。マスコミが騒げばまたみんな不安になっていくだろう。だからすぐに安心を得るのは難しいので、自衛するしかなくなる。

ではどういうふうに終息するか?といえば、私はこのまま慣れて忘れていくというのが濃厚だと思う。つまりただの風邪・肺炎というようになっていくと思う。もちろんそのためには国が指定感染症を解除するなどが必要になるが、それも世の中の空気を見て政治家・官僚が決めていくだろう。

日本では人の噂も七十五日ということわざがあるが、今回は75日ではなく750日かかるかもしれないが、日本では忘れ去られていくのではないかと思っている。なので、それまで我慢でしょうなぁ…