この本は売れるロジックの見つけ方であり、売れるロジックを紹介しているわけではない。その点は間違えないようにしておきたい。一体どういう風にすれば商品が売れるのか?売上が上がるのか?その方程式を見つけるために使うのがLPOである、ということが紹介されている。
LPOは売るための一つの手法
ランディングページ最適化と言われるLPOは売るための一つの手段だ。どのようなコンテンツを掲載すれば、問い合わせやサンプル請求が増えるのか?ユーザーに対して優しく諭すのか、恐怖を煽るのか、割引が良いのかそれとも商品の質をアピールするのが良いのか…どれがより売上につながるかは日々考え、日々テストをし続ける必要がある。
ただ、LPOをすればそれでOKというわけではない。ランディングページに来てもらうためにどうするか?も大事だ。SEO対策なのかSNSなのかweb広告なのか、どれが有効なのかを考えなければならない。更により良くするためのPDCAを回さないといけない。ターゲティングもクリエイティブも。
この本ではLPOメインで書かれているが、実際にLPOがどんなにしっかりできていも、1ヶ月に10ユーザーしか来ないサイトには価値はない。すでにある程度集客ができる、そういう人によい本と言えるだろう。LPOについてあまり知らない人には良いだろう。