自閉症のウェンディはスタートレックが大好き。知識も周りには負けないくらい覚えている。スター・トレックの新しい脚本を書いていたら、脚本のコンテストが開催されることを知る。本来であれば郵送する予定だったが、期日に間に合わないことを知ると、みんなには内緒で脚本を持っていこうと旅に出る。
非常によいロードムービーだ、心にエネルギーが貯まるような、チャレンジすることの重要さを知ることができる。
誰もがチャレンジできる世界は素晴らしい
ウェンディは自閉症で施設に住んでいる。家族と過ごすことを夢見ているのだが、家族と過ごすためには自分が何でもできる、世話が必要ないというのを証明してみせる必要がある。その一つのチャレンジが、彼女にとってこの脚本コンテストだったのだろう。脚本コンテストで結果を出すことで、彼女は認められると思ったのかもしれない。
もし彼女のように自閉症、障害を持つ子がチャレンジしようとするとき、我々はそれを応援することができるだろうか。そういうことはやめておけと止める人のほうが多いんじゃないだろうか?
確かに無謀なことかもしれない。しかしそれでもチャレンジすること、結果がどうなろうが自分の納得する行動をすることを応援する、それこそが大事なのではないだろうか。現実でも、そうありたいものだ。