あるインドのスラム地域に住む兄弟。いつも遊んでいた空き地にピザ屋さんができ「ピザってなんだろう?食べてみたい!」という欲求にかられる。どうにかピザを食べるためのお金をためて食べようとするが、トラブルに巻き込まれてしまう。そこから社会問題にまで発展することに…
非常に良い映画だった。ほっこりする映画で、二人の子どもがすごくかわいらしい。日本の子役の子たちと違って、素朴な純粋さが笑顔から見て取れる。
本音と建前はどこの世界にでもある
日本は本音と建前があると言われる。しかしこの映画を見れば、インドにも本音と建前がある。本音としては「スラムの子と一緒にしたくない」と思う人が多いのだろうが、実際にテレビに出ている人や権力者はみんないい顔がしたい。結局、そういう建前の世界に対して、最後に純粋さで返す兄弟は痛快だ。
ほっこりする映画だし、家で見るには良い映画だと思う。もちろん大人の中にも信用できる大人が出てくるので、心があたたまるだろう。