ナイスミドルになりたい~松本孝行のブログ~

教育とか雇用とかの社会問題、後は趣味のマンガを中心にしたテーマで書いてます。アゴラや自社サイトにかけないだろうなーっていう話題がメインです。

左ききのエレンから考える、広告代理店の生きる道とは

左ききのエレン、ずーっと前から話題になってたけども、ぜんぜん見る機会がなかった。徳力さんが紹介していたのを機に、ちょっと読んでみようと思い、全部読んでみた。

 面白いし、熱い。やはり最終回の部分は面白かった。今は新しいHYPEというシーズンがやっているが、これも面白い。もしまだ読んでいないという人はよければどうぞー。

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広告代理店の強みって何?

左ききのエレンは美術の話から広告代理店の話なっていくのだが、アートと商業デザインの対比や広告代理店の仕事について描かれている。私も広告に携わるものではあるが、商社の営業出身で独学なので広告代理店の仕事はよくわからない。ただ、広告代理店の仕事を左ききのエレンで見る限り、なかなか今後は厳しいだろうなと思う。

なぜなら、広告代理店の仕事として紹介されている仕事がデジタルにはフィットしづらいものだからだ。一回のプロジェクト期間が長いなという印象だ。営業⇒コンペ⇒受注⇒制作⇒検収・納品といった流れだろう。この流れだと、納品まで短くても1~2ヶ月はかかる。

今やデジタルマーケティングの世界もスピード感が求められ、アジャイルマーケティングと言われて2週間を一つのスプリントとし、改善を行っていく場合もある。そんな時代に広告代理店のやり方は時代遅れだろう。

とは言え、広告代理店は営業が強い。営業が足を運んで関係性を作って受注する。これは日本では成功しているし、この強みは今後も通用するだろう。また、デザイナーやアートディレクターという職種があるように、クリエイティブのデザイン性・アート性の高さは他にないものがある。

コンサルティング会社の領域に広告代理店は進出する

広告業界では世界的にコンサルティング会社が広告代理店の領域に進出していると言われている。コンサルティング会社のノウハウや営業力を用い、多くの広告会社を買収している。今まで広告のノウハウやルートがなかったこと、またデザイン力がなかったことを買収によって補おうとしているのだ。

そこに広告代理店業界も危機感を持っていて、日本の電通・博報堂といった大手も日本・世界関わらず多く企業を買収し、自社に足りない部分を補っている。デジタル系の会社を筆頭に、いくつもの企業を買収している。

コンサルティング会社が広告代理店の領域に進出している中、広告代理店は防戦一方でいいのかというと、そうではないだろう。もっとコンサルティング会社の領域に広告代理店はいくべきだ。強みである営業力、そしてデザイン力を用いれば、コンサルティング会社が解決できなかった課題を解決できるだろう。

世界的な流れまでは私にはわからないが、少なくとも国内では営業力は圧倒的に強いし、デザイン力もある。コンサルティング会社やデジタル商品の販売代理店などの仕事も取れるだろうし、あらゆるデザイン系の仕事を任せても遂行する力がある。単純に今はデジタルに広告が増えているため、4マスやセールスプロモーションだけでは伸びが頭打ちなだけだろう。

なら、他の領域に進出すれば十分今後も伸びていくはずだ。まぁそれをやるには組織が大きすぎるから、動きが遅いというのはあるのかも知れないが…