最近、Amazonの中古本が高い。特に送料が高いので、値段が安くても今までよりも高くなっている。だいたい350円くらいだろうか。中古本のためにAmazonを使っていた二元としては困ったものだ。
さて、そんな高くなっている中古本をAmazon以外の安いところで探して購入したのがこの本だ。こちら、ネットプロモーションとなっているが、マーケティングの基礎を学ぶのにすごく便利だ。デジタルだけでなく、アナログのプロモーションをしている方も必読だ。
マーケティング分析の基礎を学ぼう
ネットプロモーションの本だから、リスティング広告だとかSEO対策だとかSNSに関する話が中心だと思うだろう。確かに、そういった手法についても紹介されているが、実際にはそれらの手法を使う前の段階についての説明がほとんどだ。つまり、売上が上がらない要因分析や売上を上げるためにどうするか?の分析をするための本なのだ。
例えば有名な「ペルソナを作る」という話もあれば、その後に「カスタマージャーニーを作る」という話も掲載されている。もっと前にはターゲティングだとか、マーケティング戦略と戦術の違いなど、細かいところも書かれている。コレはウェブマーケター必見の一冊だと思った。
もちろん、古い情報も多いのだが、それでも基本をしっかり学ぶ事ができる。ほんのタイトルはWeb担当者になると書かれているが、将来的にはWeb担当者というのはなくなるだろう。なぜならWebは当たり前の存在になり、電話やFAXのように当たり前にみんなが使うようになるからだ。
そうなればWebは一つのツールでしかない。そのツールをどう使うか?のほうが重要なのだ。Web担当者になるのではなく、Webも使えるマーケティング担当者になると言ったほうが正しいだろう。
ぜひはじめてのWebマーケティングを学ぶには良い一冊ではなかろうか。