ナイスミドルになりたい~松本孝行のブログ~

教育とか雇用とかの社会問題、後は趣味のマンガを中心にしたテーマで書いてます。アゴラや自社サイトにかけないだろうなーっていう話題がメインです。

【ヒトラーに屈しなかった国王】抵抗して降伏するか、白旗をあげるか、中立のために血を流すか

ノルウェーで民衆に支持されて国王となったホーコン7世のお話。

第二次世界大戦が始まり、ナチスドイツは各国を占領していった。北欧もまたナチスドイツの驚異にされされたのだが、最後までナチスドイツの要求を飲まず、戦い続けた。その姿勢に内閣も同調し、結果的に戦争になった。それでも海外に亡命しながら戦い続けたという。

北欧はドイツやフランス、イギリスに比べると人口も多くないし産業もまだまだ乏しい。国力が弱い、小国がいかにして第二次世界大戦を乗り越えたのだろうか。

戦ったノルウェー、戦わなかったデンマーク

ノルウェーの国王となったホーコン7世とデンマークの国王だったクリスチャン10世は兄弟だった。兄のクリスチャン10世がいたデンマークはナチスドイツと不可侵条約を結んでいたにもかかわらず、翌1940年には侵略を受けて占領されることになった。

逆にノルウェーはナチスドイツの侵攻に対して戦う姿勢を表明し、戦争状態に入った。ただ、戦争状態に入って3日でノルウェーは占領されることになった。つまり、抵抗の姿勢を示していたホーコン7世だが、すぐに戦争に負けてしまったのだ。

ただ、負けてもなお「国のあり方」として、独立を守ろうとしたことやナチスドイツに抵抗をして祖国・国土を維持しようとした姿勢に、多くの国民が支持をしたそうだ。このあたりは非常に考え方が分かれそうなところで、負けるのがわかっているのに戦うことに意義があるのか?デンマークのようにナチスドイツに占領されながらも、国内から抵抗を続けるクリスチャン10世の方が良いのではないか?と。

これはどちらが正しいということではない。有事になった際、どういう行動を支持するかはその国民が決めることであって、正しい・間違いという話ではないということだろう。私はデンマークの気持ちもわかるしノルウェーの気持ちもわかる。ただ、有事になったらどうするかはわからない。

長めの映画ではあるが、もう少し戦争と抵抗の部分をたくさん描いてほしかったなと、物足りなさのある映画だった。