ナイスミドルになりたい~松本孝行のブログ~

教育とか雇用とかの社会問題、後は趣味のマンガを中心にしたテーマで書いてます。アゴラや自社サイトにかけないだろうなーっていう話題がメインです。

【スリー・ビルボード】かなり評価の分かれる映画だが、途中までは面白い

娘が暴行を受けて殺された母親のミルドレッドは犯人が捕まらないことに苛立ち、道端の大きな3つの看板に意見広告を出す。この3枚の広告から警察や町の人達が変化していく…

話題になった作品ということもあり、映画を見に行こうかなとまで思っていた。が、残念ながら見ることができなかったのでPrime Videoでの配信で見た。安くで見ることができたのだが、正直想像していた内容と違った。どちらかと言うと我々に問いかける映画だった。

常識というフィルターを外してみないと理解できない

まず、この映画は常識というフィルターを取り外さないといけない。主人公は清廉潔白の真人間であるというフィルターを外そう。そして主人公は暴行を受けて娘を殺された可愛そうな母親であるというフィルターも外さないといけない。すべて人間は多面的であり、一言では表せないのだということを教えてくれる。

他にも社会常識についてもフィルターを取り外して見る必要がある。例えば主人公はかなり犯罪行為に手を染める。しかし捕まらない。犯罪行為を行うのは主人公だけではなく、様々な人間が手を染める。しかし捕まらない。逮捕から裁判という一般的な先進国の常識の外にあるのだ、と思わないといけない。

では、一体この映画は何を語りたいのか?どんな映画なのか?といえば、最後のセリフがすべてだろう。「正しいかどうかはわからない。でも目的地にたどり着くまで、考えながら進もう」。これがいわゆる人生のことではないかと思う。主人公のしていたことも正しいとは言えないが、感情の発露として当然とも言える。町の人達の感情もそうだ。何が正しいかなんて、みんなわからないのだ。

そういう人生という長い道のりに追いて、死というゴールの前まで、考えながら進んでいくしか人間はできないのではないか。そういうことを言いたかったんじゃないかなぁと思った。つまりミステリーを解決するとか、そういうことではなく生き方について問いかける映画だったと思う。

そう考えると結構良い映画だと思うので、映画を見る前には解説を軽く見てから鑑賞することをおすすめしたい。

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