ナイスミドルになりたい~松本孝行のブログ~

教育とか雇用とかの社会問題、後は趣味のマンガを中心にしたテーマで書いてます。アゴラや自社サイトにかけないだろうなーっていう話題がメインです。

誰に対して支援の手を差し伸べるか?より弱者であることのアピール合戦

正直、最近すごく悩むことがある。それは「配慮」についてだ。属性によって社会的に弱者の方は多い。身体障害を持つ人は弱者だろう。女性も男性から見たらキャリアの点で弱者だ。妊婦さんは身体的に弱者だし、シングルマザーは経済的・身体的・時間的に弱者だ。ご老人も体力的には弱者だ。発達障害の方も社会適応という点では弱者だ。外国人も弱者の方もいる。

私はどちらかと言うと恵まれている方だし、経済的にも食えているので弱者ではないだろう。借金はあるが、まぁ別にそれで死ぬこともない。友達もいるし、働く仲間もいる。女の子とも話もできるし、結婚を考える人もいる。

なので私は弱者である人に配慮をする側になるし、配慮を求められる。しかしこの配慮、真面目に取り合っている人ほど疲弊しかねないなと感じるのだ。

ヘルプマーク

日常の些細なことで配慮が求められる窮屈さ

例えば下記のツイートはエスカレーターの片側に乗って、もう一方の片側を歩く専用にするのはやめてほしい、配慮してほしいというツイートだ。

このマークは東京が使っているそうで、大阪では見かけない。しかし大阪にもよく配られているのが目に見えない障害を持つ人のヘルプマークだ。

www.pref.osaka.lg.jp

大阪府のページではヘルプマークの説明をこのようにしている。

〇電車・バスの中で席をお譲りください。
 外見では健康に見えても、疲れやすかったり、つり革につかまり続けるなどの同じ姿勢を保つことが困難な方がいます。また、外見からは分からないため、優先席に座っていると不審な目で見られ、ストレスを受けることがあります。

〇駅や商業施設等で、困っているようであれば声をかけるなどの配慮をお願いします。
 交通機関の事故等、突発的な出来事に対して臨機応変に対応することが困難な方や、立ち上がる、歩く、階段の昇降などの動作が困難な方がいます。

〇災害時は、安全に避難するための支援をお願いします。
 障がいなどにより、状況把握が難しい方、肢体不自由者等の自力での迅速な避難が困難な方がいます。

明確に「配慮してあげてくれ」と言っている。電車に乗ればかなりの確率で見かけることができるようになったこのヘルプマークを着けている人に対し、我々は配慮を求められている。

電車の席に座っているときに、目の前にヘルプマークを着けた人がいたら我々は配慮を求められている。言い換えれば「席を譲れ」という暗黙の空気が我々の社会では醸成されているのだ。これはヘルプマークだけでなく、老人もそうだし妊婦さんも同じだ。弱者ではない人間は配慮を求められているのだ。

配慮しなくていい社会を構築できないか?

私だって人間だ。調子のいいときもあれば悪いときもあるし、病気の時もある。ストレスフルなときもアレば機嫌がいいときもある。いつだって配慮を気持ちよくできるわけではない。そしてあまりにも社会で行う配慮を真剣に考えすぎると、疲れてしまう。

だから配慮しなくて良い社会を構築できないかと思う。これは別に弱者を放置しろという話ではない。人間に配慮させなくてもいいシステムを構築してはどうかという意味だ。

例えばエレベーターの話だと、一人が乗れる幅のエレベーターを作ればいいだけだ。そうすれば追い越しをする人はいなくなるし、追い越しをしようとするのであればそれは追い越しをする人がバカだということになる。

このようにシステム上、配慮することを考えなくても大丈夫になれば多くの人がハッピーなのではないかと思う。あまりにも細かい配慮を求めすぎるのは、社会を窮屈にさせるだけだ。