大学時代、キングギドラの影響でヒップホップを聞き始めたが、そこからアメリカのヒップホップも聞くようになった。2pacも有名で好きなアーティストだったが、初めてこういう人生を送ったんだなというのを映画で知ることが出来た。カリフォルニアラブなど有名曲もあるが、デスロウに入ってから作られた曲だそうだ。
単なる成り上がりとは違うヒップホップ
ヒップホップといえば金と女と権力を持つ、というようなイメージが大きい。いい車に乗って、いい女性を横に乗せて、金を持って毎日パーティーをする…そういうことを目指しているラッパーは多い。なぜなら貧しい家庭で育ち、不自由を長く感じていた人が多いからだ。
2pacも同じようにいい女性をたくさん集めてパーティーをしたり、ホテルに泊めたりしている。しかし、母親の影響からか、社会に対してのメッセージを乗せたヒップホップを歌うようになる。生活保護で育ててくれた母親への感謝を伝える曲、いとこに暴行されて子どもを産んで育てるという曲など…スラム地域でのリアルをヒップホップに乗せて伝えようとしていた。
日本でもK dub shineなどがそういった社会的なメッセージを乗せたヒップホップを作っていたが、やはりそういったリアルを求めるというのは私にはグッとくるものがあった。
若くして殺されてしまった天才
カリスマラッパーとして活躍していた2pacは若いうちに殺されてしまう。20代半ばで殺されてしまった。敵対していたと言われているノトーリアスBIGが関連しているのではないか?と言われたりしているが、犯人はまだ捕まっていないらしい。早くに死んでしまったこともまたカリスマ性を高めているのかもしれない。
尾崎豊も早くして死に、XジャパンのHIDEも早くして死んだが、そういうこともカリスマとして輝いている理由の一つかもしれない。
2pacの歌をなんとなしに聞いていたが、この映画を見てからは少し聞き方も変わってきそうだ。