
ザ・アドテクノロジー データマーケティングの基礎からアトリビューションの概念まで
- 作者: 菅原健一,有園雄一,岡田吉弘,杉原剛
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2014/02/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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いやー、アドテクノロジーはおもしろいね。個人的にほんとにアドテクが好きで、いろんな数字を見たり、いろんな人の動きを見ると「あー、すげー!そうなんだー!」なんて思うわけで。
広告の技術という意味でアドテクというわけだけど、どこまでをアドテクというか?というと難しい。本書ではアトリビューション、つまりユーザーが最初に接触してから購入するまでという長い道のりも含め、アドテクとしている。
何がどれだけ売上に貢献したの?
今や広告は4大マス広告だけでなく、ネット広告もあり、ネット広告もかなり多様化している。検索連動型広告だけでなく、アドネットワークもあればSNS広告もあるし動画広告もある。そういった広告がどれがどれだけ売上に貢献したのか、わかるだろうか。
例えば最初にテレビCMを見て、そのブランド名を覚えてインターネットで調べ、そこで購入につながったとしよう。この場合、売上に何がどのくらい貢献したのだろうか?キーワードで上位表示させるSEO対策がどのくらい貢献したのか、想起させたテレビCMはどのくらい貢献したのだろうか。
そういった広告を細かく評価していくために、アトリビューションという考え方が使われている。アトリビューションはアドテクと言えるかは直接的には難しいが、これがなければ、広告を正しく評価することはできない。広告だけでなく、他のプロモーション等も評価が難しくなる。
というように、今やどの広告がどのくらい何に貢献したかというのを細かく測定する時代になったのだ。アドテクは人間の動きを細かく分析するようになったのだ。
アドテクの世界に進む方、募集中
それ以外にも今やECサイトでは見逃すことができないデータフィード広告や基本的なネット広告に関する考え方などについても書かれていて、非常に読みやすい。最後にある対談はアドテクに関わる人達のキャリアを考える上で、非常に重要だ。
少しでもインターネット広告やリアルでのプロモーションに関わっているという人は読んだほうがいいだろう。

ザ・アドテクノロジー データマーケティングの基礎からアトリビューションの概念まで
- 作者: 菅原健一,有園雄一,岡田吉弘,杉原剛
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2014/02/14
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