ナイスミドルになりたい~松本孝行のブログ~

教育とか雇用とかの社会問題、後は趣味のマンガを中心にしたテーマで書いてます。アゴラや自社サイトにかけないだろうなーっていう話題がメインです。

【トータル・リーダーシップ 世界最強ビジネススクール ウォートン校流「人生を変える授業」】ワークライフバランス以上に欲張って人生を豊かにするために

トータル・リーダーシップ 世界最強ビジネススクール ウォートン校流「人生を変える授業」

トータル・リーダーシップ 世界最強ビジネススクール ウォートン校流「人生を変える授業」

 

大学時代の友達に言われたことで、今でもすごく大事にしていることがある。「男は仕事のことばかり考えて、仕事で成功することを考えてるけど、私は違う。仕事も成功して、好きな人と結婚して子どもを育てて、自分の趣味も楽しむ。友達とも遊ぶ。全部の幸せを追求するの」というような趣旨だ。

確かに大学時代は就職して仕事でうまくいく、ということを考えてばかりだったのでインパクトが強かった。で、今回読んだこのトータル・リーダーシップもまさに人生のいろいろな場面でのバランスを取り、四面勝利を目指すという考えのものだった。

仕事・家庭・コミュニティ・自分自身

四面勝利とはなにか?というとタイトルに書いている「仕事」「家庭」「コミュニティ」「自分自身」での勝利を目指すというものだ。勝利と言ってしまうとなんだか強い言葉に思えるが、要はすべての面で満足の行く人生を歩もうという考え方だ。

多くの場合、日本人・アメリカ人などに限らず、現代人は「仕事」の部分に重きをおいている。100%の割合で考えた場合、自分の時間の割合・思考の割合など、多くが仕事に割かれている。そのため、コミュニティや家庭、自分自身の幸福が疎かになっているのだ。

結果的に仕事の部分を削って家庭やコミュニティ、自分自身に時間や余裕を割り振っていくわけだ。ではどうやって仕事の部分を削っていくか?というと、本書ではいくつかの事例が出ているが2つほど紹介したい。

一つが「部下に任せる」だ。部下に任せるだけでなく、他の同僚に任せる部分も増やすことで、自分自身の余裕が出てくる。事例では「自分がやらなければならない」と考えすぎていることで、なんでも自分でやってしまうという事例だった。

もう一つが「目標を見直す」というものだった。仕事で高い目標、簡単に言えば高い報酬を得られるように頑張ろうとしているあまり、家庭を疎かにしてしまっているのだ。夫としては妻も高い報酬を求めていると思っていたが、実はそんなに高い報酬を求めておらず、目標を見直すに至ったというわけだ。

周りとのコミュニケーションで変わっていく

このような自分自身の状況に気づいているのであれば、すぐに改善できるのだが、多くの場合その状況に気づいていない。そこでその状況に気づくために、周りの人とのコミュニケーションを行い、自分自身がどのように見られているかを話してもらうのだ。

妻との会話、部下との会話、上司との会話、友人との会話を通して、実は自分自身の考えというのは外部から見るとすごく偏っていたりする事がわかるというわけだ。

本書の考え方は私が大学を卒業してからの考えかとよく似ているので、スッと入ってきた。また結婚や子育てなど、ライフステージが変わるときに読むのも良いかもしれない一冊だ。