人種差別を裏テーマにしたサスペンス映画で、アメリカでは大ヒットしたけれども日本では鳴かず飛ばずだったゲット・アウト。個人的にはチェックしてたから、アマゾンプライムで公開されていたので、見てみた。
結構内容的にも面白いけど、黒人差別に関してはアメリカの闇は深いなぁというようなイメージが残った。
紅茶が黒人差別ってわかるわけない
本編を通して見たけれども「どこが黒人差別に関して描かれてんの?」って感じだった。なので、ネタバレに関するサイトを見てみたけれども、こんなの日本人だったらわからないなというものばかりだった。ちなみにネタバレサイトは下記のもの。
例えば本編では紅茶が結構大事なアイテムとしてでてくる。この紅茶、黒人を奴隷に使ってプランテーションで栽培していた作物の代表格だとのこと。紅茶=黒人差別の歴史、なんていうふうにアメリカ人は結びつくのだろう。
日本人でそんなふうに結びつく人はいないでしょ…紅茶といえばイギリスのアフターヌーンティーやセイロン島、リプトン、アンガールズ田中くらいのもので、黒人差別のプランテーションなんて思うわけない。
他にも「共和党のカラーが赤、民主党のカラーが青」だとか、そんなこと日本人がわかるわけない。アメリカ人からしたら面白いのかもしれないけれども、結構インナーサークル向けの映画となってしまうのも仕方ないのではなかろうか。
あと、黄色人種の日系人がでてくるが、白人側として振る舞っている。アメリカから見ても、日本人はそう振る舞っているように見えるのだろう。
ストーリー自体はまぁまぁ面白い
とはいえ、ストーリー自体はまぁまぁ面白い。なるほど、そういうことなのね~と納得できるようになっている。最後まで黒人差別に関するテーマを持っていくなら、最後のシーンはまた違ったものになっただろう、と言われている。しかしまぁそれは…ねぇ(笑)
というわけで、アマゾンプライム会員の方はよかったら見てもらったらと思う。