知り合いの会社では35歳で昇給ストップらしい。だいたい額面で30万円強、手取りで住民税も引いて23万程度。
— 松本孝行〜発達障害でも学べるIT・WEBスクール準備中〜 (@outroad) 2018年6月28日
出世しない限り昇給しない、これが上限。 https://t.co/JTbuMPelvN
私の友人が教えてくれたのだが、昇給が35歳でストップするらしい。それ以上に給料を稼ごうと思うと、後は昇進して役職手当をもらうしかないようだ。まぁ35歳で昇給ストップって早い方かもしれないが、一応全国区の大手でこれだから、中小企業や中堅企業でもこのくらいだろう。
大学卒業後に35歳で昇給がストップした場合、それが60歳まで続くとなると絶望してしまう人も多いだろう。50歳になっても給与が30万円、手取り25万円弱といったところだ。親世代とは全然違う給与になってしまった。
給与計算をしてみたらこんな感じ
22歳に大学を卒業し、そこから年間1万円の昇給を続けた場合を考えてみよう。初任給20万円とした場合、35歳には33万円になっている。ネットにあった給与計算のサイトを使って、計算してみたが下記のような感じだ。
おおよそ手取りで28万円程度になる。これが18万円スタートだと26万円程度に下がる。手取りで30万円に行くことは、出世しなければ手が届かないということになる。
もちろん35歳で定期昇給がストップする友人の会社のようなところもあれば、50歳まで定期昇給し続けるところもある。大企業で業績がよければそういうこともあるだろう。中小企業や中堅企業に務める人たちにしてみれば、このくらいの金額が現実的というところだろう。
手取りを増やすなら副業か転職を
「手取り30万40万稼ぎたいんだ!」という人は2つの方法がある。一つは副業で土日祝日の休みの日を削って副業で稼ぐという方法だ。この方法なら5~8万円程度稼ぐことができるだろう。そうすれば手取り30万円に届く。
副業が禁止されている企業に勤めているというのであれば、転職をするのが良いだろう。仕事には値段がついていて、より高い値段のついている仕事に転職をするのがよい。ちなみに職種別の給与については下記が参考になるだろう。
toyokeizai.net例えば介護福祉士として働いているとしよう。福祉施設介護職は106位で年収329.7万円。ここから上に上がろうとするのであれば、個人教師、塾・予備校講師(91位、361.9万円)、プログラマー(65位、416.1万円)、営業用大型貨物自動車運転者(47位、454.0万円)などに転職するのが良いだろう。
もしくは同じ職種でもより規模の大きい企業、もしくは東京などの人不足・給与のベースが高い地域で就職するのも良いだろう。
1983年世代が生き残るために
結局「一つの会社に正社員でいたら安泰」という時代ではないし、正社員だったとしてもだいたい30万円前後の総額月給しかもらえないのが当たり前の時代になったのだ。であれば、我々がやらなければいけないのは「個別最適で生き残る」ことだ。
周りのことなど気にしてはいけない、自分自身や家族が生き残ることを考えるべきだ。ロスジェネ世代は苦しい世代としてよく語られるが、その下の世代も将来が明るいか?というとそうでもない。明るくない将来を少しでも明るくするために、頑張ろう。