ナイスミドルになりたい~松本孝行のブログ~

教育とか雇用とかの社会問題、後は趣味のマンガを中心にしたテーマで書いてます。アゴラや自社サイトにかけないだろうなーっていう話題がメインです。

グラビアアイドルの現状をビジネススキームで分析する

ゴッドタンで腐りグラドルという企画が行われた。さすがゴッドタン、攻めた企画だなぁと思うけれども、たしかに今の時代グラビアアイドルというのはすごく難しい職種になったなと思う。

そこで少しでもグラビアアイドルの人たちの参考になればと思い、グラドルの現状をビジネススキームを使って分析してみようと思う。ちなみに私は新山千春が大好きでした(笑)

ファイブフォース分析

まず基本の一つである5つの競争要因「ファイブフォース分析」をしてみようと思う。自社の取り巻く状況を考えるにはうってつけの方法である。

5つの要因によって現在の自分の状況をわかりやすくすることができる。

  • 競合他社
    同じ業界・同じ種類の商品を扱う競合他者との競争はどうなっているか?
  • 新規参入企業
    今までいなかった企業が新しく市場に入ってきているかどうか?
  • 代替品の脅威
    今の商品の代わりになる商品が市場に入ってきているかどうか?
  • 買い手交渉力
    商品を仕入れる際、仕入れ先との力関係はどうなっているか?
  • 売り手交渉力
    商品を販売する際、販売先・顧客との力関係はどうなっているか?

で、それをグラビアアイドル業界に当てはめると下記のようになるかと思う。

f:id:outroad:20180301151601p:plain

グラドル業界を取り巻く状況を見ると、買い手の交渉力である新規グラドルが増えると言うのは驚異的だっただろう。しかし今は新規参入しているグループアイドル、声優、モデルやAV女優などが市場を食い荒らしに来ているのが一番脅威だと見れる。

さらに雑誌の販売部数が落ちてきていること、新しい雑誌がなかなか出ないこと、そしてSNSを使って無料でグラビアを載せていることなども売り手交渉力と見る事ができるだろう。これもなかなか大きな脅威である。

SWOT分析で見るグラドルの強み・弱み

次に多くの人が知っているであろう、SWOT分析をしてみよう。グラビアアイドル一人ずつによって分析結果は違ってくるだろうが、ここはグラビアアイドル業界でひとまとめにして見てみよう。

SWOTはそれぞれの頭文字を指している。Sはstrong=強み、Wはweekness=弱み、OはOpportunity=機会、Tはthreat=脅威のことを指す。強み・弱みは自分自身について、機会・脅威は自分を取り巻く外部の環境について指し示している。

で、グラビアアイドル業界について見てみると、下記のようになるだろう。

f:id:outroad:20180301172400p:plain

正直、強みと言われる部分が少ない。見た目が良い・ナイスバディである、それくらいのものである。逆に脅威であるグループアイドルや声優は見た目に加えて声の仕事や歌って踊れることなど、付加価値が多い。

機会としてはSNSの登場がグラビアアイドルの露出が増える理由になるが、金を儲けるという手段である雑誌の枠が減っていることが脅威で、直接的なプラスにつながっていないと言えるだろう。

アンゾフのマトリクスで言えばどこに進出すべきか

3つ目はアンゾフのマトリクスを使いたいと思う。アンゾフのマトリクスは自社の商品・サービスと市場という2つの軸から見て「どこにビジネスを展開していくか?」を考える際に使えるスキームだ。

  • 市場浸透戦略…「既存市場」に「既存商品」をさらに売っていく戦略
  • 新市場開拓戦略…「新市場」に「既存商品」を販売していく戦略
  • 新商品開発戦略…「既存市場」に「新商品」を販売していく戦略
  • 多角化戦略…「新市場」に「新商品」を販売していくせんりゃく

で、どのような形になるか?というと下記の図だ。

f:id:outroad:20180301173942p:plain

多角化戦略はわかりやすいが、グラビアアイドル以外の仕事を行うことだ。例えばMUTEKIデビューなどもその一つだろう。

新市場開拓戦略は今まではずっとグラビア=雑誌・DVD発売しかなかったが、他の市場に打って出るということだ。例えばご老人向けのグラビアを行う、海外向けのグラビアをネットその他海外雑誌などで行うという方法も考えられるだろう。SNSで活躍する倉持由香さんはまさに新しい市場を開拓したといえる。

新商品開拓戦略はよく使われているグラドルの戦略で、例えば料理ができる吉木りさであるとか、一芸を身につけることが一番わかりやすい。グラビアという自分自身の見た目以外の商品を作り、売り出すわけだ。

最後の市場浸透戦略はより現在の市場に受け入れてもらうように努力する方法だ。今、グラビア業界が非常に混雑してきた中、この戦略を取るにはよほど覚悟がいるだろう。

コトラーのマーケット分析で順位付けしてみる

最後にコトラーのマーケット分析を使って今のグラビアでの順位をつけてみようと思う。これは同じ市場の中でどういうポジションにいるのか?をわかりやすくし、そのポジションごとに正しい行動を取ってよりビジネスの利益を増やすと言うものだ。

リーダーは最も市場シェアが多い企業で、自動車会社で言えばトヨタだ。チャレンジャーはリーダーの地位を奪おうとするホンダや日産がそれにあたる。フォロワーは自動車業界で一定の小さいシェアを守ろうとするもので、スバルがその筆頭だ。そして最後のニッチャーはすごく小さいが、確実にファンが付くシェアを狙ったもので、ミニクーパーなどが考えられる。

ではそのコトラーのマーケット分析で順位付けしてみると、おおよそこんな感じだろう。

  • リーダー…グループアイドル
  • チャレンジャー…グラビアアイドル
  • フォロワー…声優、AV女優
  • ニッチャー…倉持由香さん等

リーダーは残念ではあるがグループアイドルだろうとは思う。しかしチャレンジャーとしての位置にグラビアアイドルがいるかとは思う。なので、グラビアアイドルとして取るべきはグループアイドルを蹴落とすための差別化を行うということになる。

倉持さんはグループアイドルのやらない方向、SNSの方向に進んだ。他にもバラドルに進んだ野呂佳代さん、朝日奈央さん、菊地亜美さんなどがいる。ニッチな道に進むのもいいが、ニッチな市場は大変小さいので、結局倉持さんはニッチャーではあるが新しい市場を開拓したといえるだろう。

どうだろうが、このような分析になるかと思う。結局のところどこに進むべきか?というと、2つほど道がある。

一つは自分自身が別のところに行くことだ。倉持さんもそうだし、別の特技を活かしたところに行くというのが一つの方法だ。もう一つが自分自身のグラビアアイドルとしての武器を別のところで使うことだ。雑誌以外にも使えるところは必ずあるはずだ。

青春とともに歩んだグラビアアイドルだし、皆さんには頑張って欲しいと思う。