高校野球シーズンですな。まぁ私は野球そのものはさほど好きじゃないので見ないんだけれども、高校野球に関しての投稿をアゴラにした。それなりに反響もあったようで、いいねもそれなりにあった。みんな高校野球好きなんだよね(笑)
ネット上でも甲子園が始まれば、必ず批判的な声が集まる。もちろん高校野球好きの人のほうがまだまだ多いから、批判のほうが少ないのだけど。
大学スポーツに報酬を払わなければいけない米国
さて表題の件、甲子園球児にギャラを払うべきではないか?という話しだが、これはアメリカの大学スポーツでプレーの対価を払うべき、という議論が起こっているからだ。下記アゴラの記事を参考にしてほしいが、だいたい年間550万円くらいの報酬でやろうと考えているようだ。
これは大学スポーツが非常に人気で、アメリカンフットボール・バスケットボールと全国大会にれば沢山の人を動員するだけのコンテンツの力があるからだ。その証拠にアメフトのコーチやバスケットボールのコーチには何億円という報酬が支払われている。
放映権料やチケット収入、グッズ収入などほとんどプロのスポーツ選手に勝るとも劣らないレベルで行われている。何億ドルというお金が動いているため「無償でプレーするのはおかしい」という議論があるのだ。そして労働者性があるというように政府機関である労働関係委員会が通達もだしているのだ。
なので今後アメリカでは大学スポーツを行う選手に何らかの報酬が支払われるようになっていくだろう。
甲子園出場1試合につきいくらのギャラ
高校野球の甲子園大会も、かなりの人気コンテンツだ。放映権料ももらっているし、一部の甲子園チケット料金もとっている。甲子園大会が行われる前からテレビや雑誌のインタビューなどに答えるなど、完全に「タレント」「スポーツ選手」として扱われている。
なのでおそらくアメリカの理論でいけば確実に労働者性があり、報酬を支払うべきだということになるはずだ。日本の場合はそこまでの議論になるかはわからないが、高校野球をエンターテイメント化させるのであれば、甲子園球児へのギャラの話はでてきてもおかしくないだろう。
そもそもの話、なぜここまで甲子園大会をテレビで放送しなければならないのか?もちろん、それだけ一般に人気になっているということなのだと思うが、じゃあそこで放映権料が発生しているし、チケット収入も発生している。その収益の配分は一体どうすべきだろうか?選手にゼロは当たり前なのだろうか?
つまり今後さらにエンターテイメント化させていくのであれば、ギャラの支払いを考えるべきになるだろう。他の高校スポーツ、例えばバスケットやバレーボールなどであればそこまでエンターテイメントになっていないから、ギャラを出せという話にはならないだろう。
アマチュアスポーツでエンターテイメント化しているのは、甲子園大会と箱根駅伝くらいだろう。このあたりについては、1回あたり数万円などの報酬を支払うことも考えるべきだろう。でなければエンターテイメント化しないように、他のアマチュア競技と同じような運営をすべきだ。