私はプロレスが好きだ。Twitterとかプロフィールに好きなものとあればラジオ・マンガ・プロレスと書くくらいすきだ。そんなプロレス好きな私にぴったりな本がコレだ。

プロレスという生き方 - 平成のリングの主役たち (中公新書ラクレ)
- 作者: 三田佐代子
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2016/05/07
- メディア: 新書
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よく女の子からは「プロレスって何が面白いの?」みたいなことを聞かれることもある。わからない女の子も多いようだが、最近はプロレスの魅力に気づく女性も増えてきた。
プロレスは一言で言えばズバリ人生ドラマなのだ。
色んな人の人生、見てみたくない?
例えばプロレスには興味がなくても、日本の恋愛ドラマだとか刑事ドラマ、医療ドラマが好きとか、海外ドラマが好きな人はいるだろう。はたまた演劇が好きで見に行くという人もいると思う。音楽が好きで、音楽に夢中になっているという人もいるはずだ。
これらの趣味はすべてに共通点がある。それは人間・人生について少なからず語っているということだ。ドラマなんてまさにそうだし、演劇も昔の人の人生や今の人の生活を表している。音楽も恋愛・仕事・友達など、人間を中心とした歌詞が多い。
プロレスも同じで人間をメインにしてあり、人間の生き方だとか人生と言ったものを表してくれる。しかもそれが色んな形で表してくれる、懐の深さがプロレスの良いところだ。
例えばこの本に出てくる天才と言われる二人、里村明衣子と丸藤正道がいる。両者とも天才なのだから順風満帆なプロレス人生を送っているだろうと思うかもしれない。しかし両者とも団体に振り回され、挫折を味わっていたりする。両者とも最初にデビューした団体と今所属している団体は違うのだ。
どんなに能力があっても会社に振り回されるサラリーマン人生を歩んでいる人はいるだろう。それと同じなのだ。そして天才でなくても、そういった天才の人生を目の前で見ることができる、それがプロレスだ。
実は学生プロレスやってました(笑)
かくいう私も実は学生プロレスをたった1試合だけだがやったことがある。ただ私の根性がなく、そのまま逃げるように辞めてしまった。今ならそういうバックレのようなことはしないだろうが、当時は勇気がなかった。ダメ人間だったのだ。リングネームはぎょう虫力、これは先輩につけてもらった(つけられた(笑))。
RWF人物辞典 - RR大辞典 - Seesaa Wiki(ウィキ)
正直、プロレスの考え方とかプロレスへの捉え方という意味では私はプレイヤー側ではなかった。まだまだプロレスへの愛情が足りなかったし、プロレスラーとしてやっていこうという気合とか根性もなかった。だから結局、やめてしまったのだ。
でもこういう急に辞めてしまった私のようなダメ人間でも、それでもプロレスは受け入れてくれる懐の深さがプロレスにはあると思っている。叶うならもう一度だけでもいいので、社会人プロレスはやってみたいものだ(笑)
人生に迷ったらプロレスを見ろ
というわけで人生や生活、人間そのものを表しているのがプロレスだ。もし人生に迷ったり悩んだりしたときがあれば、プロレスを見てほしい。そこにはがむしゃらに自分の道を歩もうとしているレスラーたちがいる。
そしてそのレスラーたちを必死になって応援している、我々プロレスファンがいる。一緒になって応援し、一緒にプロレスラーの人生を疑似体験するのだ。そうすればきっと、あなたの人生も光が見えてくるんじゃないだろうか。そのくらいの力がプロレスにはあるのだ。